今日入手した本
- 作者: 戸田山和久
- 出版社/メーカー: 名古屋大学出版会
- 発売日: 2015/01/31
- メディア: 単行本
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本書は題名に目的が明示されているし、本文第一行から問題意識がすぐに提示される。本書で論じられることが意味があることであるのかはわからないが、おそらく科学をおこなう人間にとっては無縁の話で、哲学界内部でのみ有意味な論が展開されている可能性が高いような気がする。(まだ読んでいないので、あくまで事前の偏見)
わたくしにとってこの分野で唯一関心があるポパーも論じられているのかなと思って、巻末の索引をみてみたが、出ていなかった。現代の哲学の世界ではポパーはまったく相手にされていないのかもしれない。理科系のひとには信者が多いのだが。
文体は簡潔で姿勢は謙虚。おちゃらけた文体で偉そうであった「哲学入門」とは大違いである。学会内部での書き方と一般読者向けの本での書き方は異なるということなのだろうか?
D・C・デネット「思考の技法」
- 作者: ダニエル・C・デネット,阿部文彦,木島泰三
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2015/04/09
- メディア: 単行本
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