C. S. Lewis " The Chronicles of Narnia 4 Prince Caspian"

 [1951年初版]


 連作の歴史年代としては4番目、作としては「ライオンと魔女」につぐ2作目。
 今まで読んだ3作のなかでは一番平凡。悪が小さいし、作全体が単なる物語の部分が多く、広がりに乏しい。象徴性を欠く。もっとも、いろいろな先行する作品のパロディという部分があるように思うが、それがわからないのでつまらなく思えるのかもしれない。森が動くのはマクベス


(2006年3月19日ホームページhttp://members.jcom.home.ne.jp/j-miyaza/より移植)