今日入手した本

考える人 2010年 08月号 [雑誌]

考える人 2010年 08月号 [雑誌]

 
 この雑誌は通常2万部ほど刷るらしいが、今号は80ページにわたる「村上春樹ロングインタビュー」を収載ということで10万部らしい。
 本号が10万部というのもびっくりだが、通常でもこの雑誌が2万部でているということにも驚いた。
 まだ斜め読みしかしていないが、村上氏は、「1Q84」のbook3は物語が停滞することは当然であったので、文章に非常に神経をつかったといっている。こちらの印象は、水ぶくれした原稿を充分に刈り込まないまま、文章も推敲不十分なままで出版したというものであるので、考えてしまった。
 「物語」というのが話題になっていて、そうすると精神分析的な方向が必然的にでてきてしまうようである。村上氏の考える「物語」という語がそのまま通じたひとは河合隼雄氏だけであったなどということを、村上氏はいっている。