今日入手した本

結核と日本人――医療政策を検証する

結核と日本人――医療政策を検証する

 本書のような問題にはじめて興味をもったのは、はるか以前に読んだ砂原茂一氏の岩波新書の本(題名失念)に「(日本では)抗結核薬の出現以前から結核は減り始めていた」といったような記載を読んだ時で、いまから思えば公衆衛生的な視点の重要性ということをその時に初めて知ったのであるような気がする。大学の講義では公衆衛生からの視点はきわめて乏しかったように思う。
 本書は結核というテーマから日本の医療政策の特徴(あるいは偏り)を検証しようとするものらしい。
 朝日新聞の書評でとりあげられていた。