今日入手した本

酒肴酒 (光文社文庫)

酒肴酒 (光文社文庫)

 巻末に「本書は、一九七四年に番町書房から刊行された書籍を一九八五年に小社から文庫化した『酒肴酒』(五月刊)、『続・酒肴酒』(六月刊)の二冊を底本とし、再編集して一冊にまとめたものです」とある。
 光文社文庫の以前の『酒肴酒』と番町書房の『続・酒肴酒』は持っていたが、これをそれでも買ってしまったのは、この本が一番装丁に品があるというか本棚においておいてもすわりがよさそうということがある。
 それと以前の文庫版の『酒肴酒』がみあたらないこともある。あるひとと話していてボルドーブルゴーニュのワインの違いというようなことが話題になったことがあって、もちろんこちらはそれの違いをどうこういえるような経験もないのでそのひとのいうことをただきいていたのだが、家にかえってみてみたら健一さんがそれについていろいろと書いていた。それでこんな意見もあるよというので謹呈してしまったように記憶している。健一さんはブルゴーニュのほうがボルドーよりもうまいという見解である。